2009年09月23日

ノンアルコールビールマーケティング

他県出身の私が疑問に感じるのは、
群馬県の人はみんな車で移動するのが当然と考えているせいか、
アルコールを伴う食事でも、場所をあまり気にしないで決めるということです。


という訳で、本日の親族の食事会の場所も、各自車で三々五々。


自分は妻をあてにして、アルコールを飲むのは当然と・・・。

みんな迷いますよね。
決めていない家族は、誰が運転するのか。
顔を見合せて・・・。

そこで発見!!
ノンアルコールビールマーケティング

ノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリンフリー」。
世界初!アルコール0.00%。


売れるわ!売れるわ!

この状況を目の当たりにして思いました。
消費者は待っていたんですね!!

4月の発売以来、当初の目標を大幅にクリア。
7月までに160万ケースのヒット商品となったようです。

以前からノンアルコールとされるカテゴリーに属するビールはいくつか存在していましたが、
微量のアルコール成分を含んでいました。
それはターゲットが、アルコールが苦手な人向けだったからです。

結局、アルコールが苦手な人たちにとっては、この商品でなければという必然性は起こらなかった訳です。


ところが「キリンフリー」のターゲットはアルコールの好き嫌いは関係ありません。
運転前はもちろん、ビジネスの昼食時、スポーツの後などさまざまなシーンで飲用されます。
特に、行楽のドライブの途中で飲む人も増えているようです。
また酒好きの人が定める休肝日などでもOKですね。


飲酒運転が社会的に大きな問題になっている昨今において、
売れるべくして売れた!と言えます。

ノンアルコールビールとひとくくりにしてしまうと何も見えてきません。

環境は常に変化しています。
変化を捉え、
ターゲットを再考することで、
市場が求める、新しい商品が見えてきます。

皆さん、
環境の変化で、ターゲットが少しずつズレていることがありますので
ご注意ください。




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